ネスレ日本株式会社(以下「ネスレ」)が、良質な睡眠のために必要な情報を総合的に学び、体験できる場として「ネスカフェ 睡眠カフェin 原宿」を「ネスカフェ 原宿」内にオープンした。
「ネスカフェ」といったコーヒーブランドを展開するネスレがなぜ「睡眠」?と思うだろうが、そこには“コーヒーの飲み分け”という新たな提案がある。まず、15分~20分程度の短い昼寝の前には、カフェインを含むコーヒーを飲むことを推奨する。カフェインは摂取後30分程度で吸収され、その後カフェインの働きが現れ始める。そうした仕組みを活用し昼寝をするのが“コーヒーナップ”と呼ばれる仮眠スタイルで、カフェインでシャキッとし、その後のパフォーマンスに役立てる、というわけだ。
一方、夜にはカフェインレスのコーヒーを飲むことで、ポリフェノールなど体に良いとされる成分をとりいれつつも、眠りの質を保つことが期待される。ネスレはこのような生活シーンに応じた“コーヒーの飲み分け”による睡眠の質の向上を提案している。
「ネスカフェ 睡眠カフェin 原宿」には、睡眠に関する書籍や、睡眠課題に光でアプローチし、心地よい就寝と目覚めをサポートする「SmartSleep ウェイクアップ ライト」をはじめとした、フィリップスの睡眠領域におけるソリューション「SmartSleep シリーズ」が展示されており、体験することも可能だ。リクライニングチェアやソファでくつろぎ、「ネスカフェ」のコーヒーも楽しめ、30分825円(税込)から利用できる。※以後、30分単位で延長可能。
ブースには、スマートフォンで色や明るさをカスタマイズできるスマート照明やR-LIVEの心地よいハイレゾ自然音が流れ、最適な睡眠のための環境が用意されている。ランチ後に訪れ、そのままウトウトしてしまう人も多いそう。
近年世界的に注目を浴びるスリープテック、日本だけの市場規模でも1兆2000億円に達すると言われている成長市場である。実際、日本人の多くが睡眠不足の蓄積による睡眠負債を抱えていると言われており、このコロナ禍によるストレスで悪化しているとも考えられている。各企業が様々な切り口からこのスリープテック市場に取り組んでいるが、コーヒーの飲み分けを通じて新しい睡眠スタイルを提案するネスレにも注目したい。
「ネスカフェ 睡眠カフェin 原宿」ホームページ https://suimin-cafe.jp/